【単体考察】襷がむしゃらゴリランダー
はじめまして、七咲(@aoi_7sk)です。剣盾が発売されてからまだまだ時間は短く、環境の変化がまだ激しいですが、使っていて今の環境にとても刺さっていると感じたゴリラがいたので記事にしました。
■型紹介
ゴリランダー@きあいのタスキ
性格:ようき
特性:しんりょく
数値:175-177(252)-111(4)-×-90-150(252)
A - 極振り
B - 物理先制技意識4振り
S - 最速
技構成: ドラムアタック/ばかぢから/はたきおとす/がむしゃら
[確定技]
・ドラムアタック
威力80命中100で100%の確率で相手のすばやさを下げるという意味わからない性能をした技です。今回のコンセプトその1
・がむしゃら
詳しくは後述します。今回のコンセプトその2
[選択技]
・ばかぢから
草技が入らない鋼タイプに弱点をつけるので準確定。バンギラス、サザンドラ、ガラルヒヒダルマ等にもやや強く出られます。
・はたきおとす
型の性質上先発で出ることが多いので戦況を整えやすいはたきおとすは使いやすいです。上記の技で有効打を取れないドラパルトやギルガルドへの打点になります。
■考察
今回紹介する型はドラムアタックという相手の素早さを下げる専用技とがむしゃら、新緑という特性ときあいのタスキの4つ全てにシナジーがある型です。
主な動きは最初にドラムアタックを打って相手の素早さを下げてから次にうつ技を選択します。
相手がゴリランダーの弱点をついてきてHPが1(HPが1/3以下)になった場合、特性の新緑が発動し、次にうつドラムアタックの威力が1.5倍になります。そのため、
ドラムアタック→新緑ドラムアタック
ドラムアタック→がむしゃら
という動きを選択することができ、上手くいくとドラムアタックと新緑ドラムアタックで相手を1体持っていき、裏のポケモンにがむしゃらを当ててHPを1にする活躍をしてくれる時もあります。
ダイマックス状態のポケモンには元のHPで参照されるので半分しか入らないという新環境による相対的な弱体化を少しだけ受けてしまったがむしゃらという技。しかしダイマックスは1戦に3ターンしか使えません。この型のゴリランダーは最初にドラムアタックで相手の素早さを1段階下げてから行動を選ぶことが殆どなので、相手がダイマックスしてきたら次のターンにそれに適した行動を選択することが可能です。仮にがむしゃらをうつターンで相手がダイマックスを切ってきたとしても、こちらの“ダイマックスを切らないポケモン”に貴重な1ターンを使って素早さが1段階下がってHPが半分削れた状態で落としてくれるなら御の字です。こちらの裏のダイマックスポケモンで切り返して暴れることが可能でしょう。
最速ゴリランダーの良い点は最速ギャラドスより速い素早さです。ダイジェットをドラムアタックで2回相殺して裏のギャラドスより速いポケモンで処理するという動きが強いです。
■相性がいいポケモン
相手の素早さを下げて相手のHPを1にする、場合によってははたきおとすで戦況を整えることが可能なので、ダイジェットを使って暴れられるポケモン(自信過剰ギャラドス)等と組むと強力です。後は先制技持ちのポケモンでHPが1になったポケモンを縛るのも強いと思います。
■終わりに
単体としてのパワーがあるがむしゃら起点作りポケモンの紹介でした。ダイジェットで素早さを上げることが流行っている今の環境だからこそ刺さり、環境が変わると刺さらなくなる可能性はありますが今は強いと思いました。よかったら使ってみてください。